空き家の不動産売却をお考えの方の中には、不動産をできるだけ高く売る方法を知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、空き家の不動産売却の方法と税金と費用を節約する方法をご紹介します。
□空き家の不動産売却の方法
1.築20年以内なら中古住宅として販売
空き家の建物が築20年以内で、リフォームやメンテナンスが必要なく、即座に住める場合は、中古住宅として販売することが適しています。
築年数が浅いほど、資産価値が高まり、売却価格も高く設定できる傾向があります。
築10年以内の物件は特に人気があり、早めに売却活動を始めることが重要です。
2.築20年以上なら古家付き土地として販売
築20年以上経過し、建物が古くなってしまった場合は、建物の価値がほぼゼロになることが一般的です。
このような場合、古家付き土地として販売することが効果的です。
古い建物を購入し、自身でリフォームすることを希望する買主層も存在します。
また、土地や建材の価格が上昇している現在、自分で新しい家を建てることを検討する買主も増えています。
古家付き土地として販売することで、幅広い購買意欲を引き出せるかもしれません。
ただし、築20年以上の建物でも内部がリフォームされている場合、中古住宅として販売する選択肢も考えられます。
□税金と費用を節約する方法
1.特例や控除を活用して節税する
空き家を売却した際の譲渡所得税は、特例や控除を利用することで節税できます。
具体的には、相続した空き家を売却した場合、3,000万円特別控除を適用できます。
これにより、譲渡所得から3,000万円までの収益が控除されます。
また、取得費加算の特例を利用すれば、相続時に支払った相続税額を取得費として差し引けます。
2.補助金を活用して解体費用を賄う
空き家を売却する際に、建物の解体が必要な場合があります。
解体費用はかさみますが、地域や自治体によっては解体費用の一部を補助する制度が存在することがあります。
3.片付けをし、不用品を処分しておく
空き家内に不用品やゴミがある場合、片付けや処分することで、後から発生する清掃費用を減らせます。
また、空き家を維持するためのランニングコストも削減できます。
4.リフォームせずに売却する
空き家を売却する際、大規模にリフォームすることは費用がかかります。
必要最低限の修繕やクリーニングをし、リフォームを回避することで費用を削減できます。
□まとめ
築20年以内なら中古住宅として販売し、築20年以上なら古家付き土地として販売することが一般的です。
税金と費用を節約する方法は、特例や控除を活用して節税する、補助金を活用して解体費用を賄う、片付けをし、不用品を処分しておく、リフォームせずに売却するなどの方法があります。
本記事が空き家の不動産売却の参考になれば幸いです。