不動産売却には、不動産買取と、不動産会社が仲介する方法の2つがあります。
この不動産買取とは、不動産会社が買主となって、直接家を買う方法を指します。
そんな不動産買取には、不動産会社が仲介する方法と比較すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また、不動産買取で失敗しないためのコツにはどのようなものがあるのでしょうか。
こうした点を押さえることで、より上手に不動産を売りましょう。
□不動産買取を選択することのメリット
不動産買取を選択することの1つ目のメリットは、仲介手数料が取られないことです。
不動産売却において不動産会社に仲介を依頼する場合には、その分のお金を支払う必要があります。
しかし、不動産買取では不動産会社が買主ですので、手数料を払う必要がありません。
2つ目は、周囲に悟られないことです。
家の情報が不動産会社のホームページに載ることで周囲に知られると、人によっては、居心地の悪い思いをしたり、気恥ずかしくなったりすることもあります。
不動産買取であれば、不動産会社がそのまま買い取るので、その時点で買主を探すための広告が必要ありません。
そのため、周囲が知る可能性は大きく下がるのです。
3つ目は、すぐに売れることです。
仲介であれば、売るまでに1年以上かかることもあります。
すぐに家を売れると後の計画を立てやすくなるので、家を早く売りたい方や、将来の計画を具体的に立てたい方にはおすすめです。
□不動産買取で失敗しないためのコツ
不動産買取で失敗しないためのコツの1つ目は、査定価格について質問することです。
価格に納得できない場合はもちろん、納得できる価格であっても聞いておくことをおすすめします。
査定価格の根拠について説明を受けることで、査定価格に納得できたり、安心できたりするのです。
2つ目は、価格交渉に応じてくれそうな不動産会社を選ぶことです。
価格交渉によっては、価格が上がることもあります。
コツの1つ目と関連することですが、たとえ価格が上がらなかったとしても、話し合う中で信頼できる不動産会社か見極められるのです。
3つ目は、実際に利用した人の口コミを調べることです。
口コミが本音の場合も、嘘の場合もあります。
たとえ本音でも、不正確なこともあるので、調べた口コミはあくまでも1つの意見と考えましょう。
4つ目は、地域における実績を調べることです。
その地域についてよく知っている不動産会社であれば、地域の特性や市場状況を熟知しているため、スムーズな売却や地域の需要を反映した価格の決定が可能となります。
□まとめ
不動産会社に仲介を依頼する方法と比べると、不動産買取には、すぐに売れることや、仲介手数料が取られないこと、周囲に悟られないことといったメリットがあります。
不動産買取で失敗しないためには、査定価格について質問したり、実際の利用者の口コミや、地域における実績を調べたりするなどのコツを押さえることが効果的です。
