松山市周辺で空き家を所有しており、売却を考えているけど、税金のことや手続きが複雑で不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、空き家に関する税金は、種類が多く、計算方法も複雑なため、どれくらい費用がかかるのか、どうすればスムーズに売却できるのか、頭を悩ませている人もいるかもしれません。
そこで本記事では、空き家を売却する際に発生する4つの税金について、具体的な計算方法や注意点などを解説していきます。
□空き家を不動産売却するときにかかる税金には何がある?
空き家を売却する際に発生する可能性のある税金は、大きく分けて4つあります。
本記事では、必ず知っておくべき重要な4つの税金について、それぞれの計算方法や注意点について解説していきます。
1: 譲渡所得税
空き家を売却して利益が出た場合、その利益に対して「譲渡所得税」がかかります。
譲渡所得税は、売却益にかかる所得税と住民税を合わせたものです。
2037年までは所得税に一律2.1%をかけた特別復興所得税もかかります。
譲渡所得税は、売却した空き家の価格そのものではなく、「譲渡所得」に対して課税されます。
譲渡所得とは、売却価格から取得費と譲渡費用を差し引いた金額のことです。
2: 取得費
取得費とは、不動産を取得するためにかかった費用です。
不動産の購入費は、減価償却分を差し引いて計算します。
取得費が不明な場合は、「譲渡価格の5%」を概算取得費として計算することも可能です。
3: 譲渡費用
譲渡費用とは、売却するためにかかった費用です。
仲介手数料、印紙税、測量費、建物の取壊し費用などが該当します。
4: 譲渡所得税率
譲渡所得税率は、不動産の所有期間によって異なります。
・短期譲渡所得(5年以下):39.63%
・長期譲渡所得(5年超):20.315%
※復興特別所得税の2.1%を含みます
【譲渡所得税の計算例】
8年所有している空き家を1,000万円で売却した場合、取得費用は200万円、譲渡費用は100万円とします。
1,000万円-200万円-100万円=700万円
700万円 × 20.315% = 142.205万円
譲渡所得税は1,422,050円となります。
(※復興特別所得税を含みます)
2: 印紙税
不動産売買契約書には、金融機関などで購入した収入印紙を添付し、印紙税を納めます。
印紙税は、契約金額によって異なります。
3: 固定資産税
空き家を所有している間は、毎年固定資産税を納める必要があります。
固定資産税は、所有している不動産の評価額に基づいて計算されます。
空き家を売却した場合、売却日から固定資産税は課税されなくなります。
4: 登録免許税
空き家を売却する際には、所有権移転登記の手続きが必要となります。
所有権移転登記を行う際には、登録免許税を納める必要があります。
登録免許税は、不動産の価格によって異なります。
□空き家を売却する際の注意点
空き家を売却する際には、税金以外にも注意すべき点がいくつかあります。
売却前に確認しておくべき重要な注意点を解説していきます。
1: 名義変更
空き家を売却する際には、不動産の名義変更が完了しているかどうかを確認することが重要です。
名義変更が完了していない場合は、売却手続きを進めることができません。
相続などで不動産を取得した場合、名義変更の手続きを忘れがちです。
売却前に必ず名義変更が完了しているかどうかを確認するようにしましょう。
2: 建物の状態確認
空き家を売却する際には、建物の状態をしっかりと確認することが重要です。
建物の状態が悪い場合は、修繕費用がかかったり、売却価格が低くなる可能性があります。
また、地盤の状態についても確認しておきましょう。
建物の状態や地盤の状態を事前に把握することで、売却活動を進める上で有利になります。
3: 更地にするタイミング
空き家を売却する際に、建物を解体して更地にする場合もあります。
更地にするタイミングは、売却価格や売却期間に影響するため、慎重に検討する必要があります。
建物を解体して更地にした方が売却しやすい場合もありますが、解体費用がかかることを考慮する必要があります。
また、特定空き家と呼ばれる、衛生上で有害となる恐れがある建物や、倒壊の危険性がある建物などは、解体が必要になる場合があります。
特定空き家に該当するかどうかは、事前に確認しておきましょう。
4: 売却方法
空き家の売却方法には、いくつかの方法があります。
・不動産会社に仲介を依頼する方法
・自分で売却する方法
・インターネットで売却する方法
それぞれの方法には、メリットとデメリットがあります。
売却方法によって費用や手間が異なるため、事前にしっかりと比較検討するようにしましょう。
□まとめ
本記事では、空き家を不動産売却する際に発生する4つの税金と、売却前に確認しておきたい注意点を解説しました。
空き家の売却には、税金や手続きなど、様々な注意点があります。
事前にしっかりと準備しておくことで、スムーズに売却活動を進められます。
本記事を参考にして、安心して空き家の売却を進めていきましょう。
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