将来の不安を解消したい、空き家が売れない原因を知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、空き家が売れない原因と、売却するための対策についてご紹介します。
空き家の維持管理にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□空き家が売れない原因
空き家が売れ残ってしまう原因には、主に以下のようなものがあります。
1:立地条件の問題
駅から遠い、店舗や病院が近くにない、バスの本数が少ないなど、生活に不便な立地だと購入希望者が現れにくくなります。
リフォームを施しても、立地の問題は解決しないため、売却は困難を極めます。
2:築年数の古さ
雨漏りや外壁の劣化など、老朽化が進んだ空き家も売れ残りやすい傾向にあります。
不動産や建築の知識がない一般の買主には、古い建物の活用方法を想像するのは難しいでしょう。
古さゆえに居住には不向きと判断され、購入に至らないケースが多いのです。
3:境界線の不明瞭さ
隣地との境界線がはっきりしていないと、隣人とのトラブルに発展しかねません。
立地や建物の状態に問題がないなら、土地家屋調査士に依頼して境界線を明確にすることで、売却の可能性が高まります。
4:再建築不可
現在の建物を取り壊した後、新たに建物を建てられない物件も、買主がつきにくい傾向にあります。
建て替えができないと、空き家の活用の幅が大きく制限されてしまうためです。
□空き家が売れるようにするには
では、売れ残りがちな空き家を売却するには、どのような対策を講じればよいのでしょうか。
1.売却価格を下げる
再建築不可の物件など、売却が極めて困難な空き家の場合は、思い切って売却価格を下げるのも一案です。
建物を取り壊して更地にし、土地だけを安価で売却する方法もあります。
空き家の抱える問題点を冷静に分析し、ある程度の値下げは覚悟しておく必要があるでしょう。
2.賃貸の選択肢も検討する
状況によっては、売却ではなく賃貸に出すという選択肢も視野に入れてみましょう。
立地条件が良ければ、ある程度のリフォーム費用をかけて入居者を募るのも有効です。
毎月の家賃収入が見込めるほか、建物の老朽化を防ぐメリットもあります。
ただし、売却以上に難易度が高いため、不動産業者の営業力や客付け能力が求められます。
□まとめ
空き家が売れない主な原因は、不便な立地条件、築年数の古さ、境界線の不明瞭さ、再建築不可などがあります。
売却するためには、思い切った値下げや、賃貸への転用も選択肢に入れて総合的に検討する必要があるでしょう。
空き家の個別事情をしっかりと把握し、売却できることを最優先に考えることが肝要です。
松山市周辺で空き家の売却を検討している方は、ぜひ一度当社にご相談下さい。