将来の不安を解消したいとお考えの方の中には、空き家の放置のリスクについて知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、空き家を放置するとどのようなリスクがあるのか、また空き家の処分方法についてご紹介します。
□空き家を放置するとどのようなリスクがあるのか
空き家を放置することには、いくつかのリスクやデメリットが存在します。
以下にそれらを解説します。
1.近隣住民とのトラブルの可能性
空き家を放置すると、周辺の住民との間でトラブルが生じる可能性があります。
長期間放置された場合、草木が生い茂り、害虫や小動物が発生することがあります。
また、建物の劣化が進むと景観を損ねるため、近隣住民からクレームが寄せられることもあります。
さらに、不法投棄や不審者の出入りなど、犯罪のリスクも懸念されます。
2.管理に要する手間や費用
空き家の所有者は、固定資産税や保険料、管理費、修繕費などの費用を支払う必要があります。
また、定期的なメンテナンスや清掃などの作業も必要です。
特に遠方に住んでいる場合は、管理にかかる手間や時間が増えるため、負担が大きくなります。
3.税制優遇の損失
空き家を放置すると、税制優遇の機会を逸することになります。
例えば、空き家を売却する際の特別な税制優遇を受けられる期限があるため、放置することでその機会を失う可能性があります。
また、相続した空き家を売却する場合も、一定期間内でなければ特例が適用されないため、注意が必要です。
これらの理由から、空き家を放置せずに早めに処分することが重要です。
□空き家の処分方法
空き家を手放す方法はいくつかあります。
以下にその手段を示します。
1.第三者に譲渡する
空き家を手放したい場合、まだ住める状態であれば、第三者に譲渡することが考えられます。
地域で家を探している人や、リフォームして賃貸経営する人がいれば、無償で譲渡することも可能です。
ただし、譲渡を受ける側には登記費用や税金などの費用が発生します。
2.相続放棄する
空き家となることが分かっている場合や、既に空き家となっている不動産を相続する場合、相続放棄することも選択肢です。
相続放棄の手続きは、相続が発生してから3ヶ月以内に家庭裁判所に申請する必要があります。
3.自治体や法人に寄付する
状況によっては、自治体や法人に寄付することも考えられます。
自治体が受け入れる場合は、公園や公民館、防災倉庫などの施設として活用される可能性があります。
4.空き家バンクを活用する
空き家バンクに登録することで、興味を持つ個人や法人に情報を提供し、譲渡や売却の相手を探せます。
地域の活性化や空き家問題の解決に向けた取り組みの一環として、自治体が運営しています。
5.売却を検討する
最終手段として、空き家を売却することも考えられます。
売却によって所有権を手放し、買い手が見つかれば金銭的な収益を得られます。
ただし、市場価値は時間とともに下がるため、早めの売却を検討することが重要です。
これらの方法を検討し、状況に応じて最適な手段を選択することが重要です。
□まとめ
空き家を放置すると、近隣住民とのトラブルの可能性、管理に要する手間や費用がかかる可能性があります。
空き家の処分方法としては、第三者に譲渡する、相続放棄する、自治体や法人に寄付することが挙げられます。
松山市周辺で空き家の処分を検討している方は、ぜひ一度当社にご相談ください。