実家の処分を検討している方の中には、処分方法とタイミングについて知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、実家の処分方法とタイミング、また実家を処分する前に必要な準備についてご紹介します。
□実家の処分方法とタイミング
実家を売却する際には、遺産相続の理由からさまざまな手続きやタイミングを把握することが重要です。
以下に、実家を売却する流れとそのタイミングについて説明します。
*実家を売却する流れ
実家を売却するためには、以下の8つの流れがあります。
1.遺言書の確認や名義変更などの売却準備
2.実家の価格査定を行い、不動産会社を選定する
3.不動産会社に必要書類を提出する
4.不動産会社に売却の仲介を依頼する(媒介契約を締結する)
5.宣伝や内覧などの販売活動を行う
6.買主との売買契約を締結する
7.物件の引き渡しを行う
8.確定申告を行う
自身の持ち家を売却する場合と異なり、実家を売却する前には遺言書の確認や相続の分割方針の決定などが必要です。
また、売却前には名義変更などの手続きも行う必要がありますので、時間的な余裕を持って進めてください。
*実家を売るタイミング
実家を売却する際には、適切なタイミングを見極めることが重要です。
不動産の価値は市況や地域の動向に大きく左右されます。
価格が上昇傾向にあるときに売却すれば、より高値で売却できる可能性が高まります。
逆に価格が下落しているときに売却してしまうと、相続財産が減少する可能性があります。
そのため、社会情勢や地域の不動産市況を注意深く観察し、価格が上昇している時期に売却するよう努めましょう。
さらに、不動産会社のアドバイスを積極的に受けることも、適切なタイミングを見極める上で役立ちます。
□実家を処分する前に必要な準備
相続した実家を即座に売却できません。
不動産を売る前には、いくつかの準備が必要です。
1.現金分割や換価分割の場合は名義変更を行う
実家の処分に際しては、名義変更が必要です。
たとえば、父親から土地を相続した場合、自身の名義に変更する必要があります。
名義変更を行うことで、売却手続きがスムーズに進行します。
名義変更の理由や必要な費用、必要な書類についてご説明します。
2.遺品整理を行って空き家の状態で売却する
実家を含む不動産の売却においては、荷物のない空き家の状態が基本です。
実家に遺品が残っている場合、無断で処分することは問題を引き起こす可能性があります。
遺品整理を進める際には相談の上で行いましょう。
3.仏壇の移動を行う
実家の処分で悩ましいのは、仏壇の取り扱いです。
仏壇を移動させるための手続きを行いましょう。
4.土地の境界を確認する
戸建て住宅を売却する際には、売主は土地の境界を明確にする義務があります。
実家の土地で境界が不明確な場合、売却前に測量を行って境界を確定しましょう。
売却前に「確定測量図」と呼ばれる測量図があるかどうかを確認してください。
「確定測量図」があれば、境界はすべて確定されているため、問題はありません。
5.税金を抑えるために購入額が分かる資料を探す
相続した実家を売却する場合、その実家を購入した際の売買契約書や建物の請負契約書が残っていないか、必ず確認してください。
購入額が分かる資料があれば、売却時の税金が大幅に削減されます。
□まとめ
実家を売却する際には、遺産相続などの理由からさまざまな手続きやタイミングを把握することが重要です。
また、実家を処分する前に現金分割や換価分割の場合は名義変更を行う、遺品整理を行って空き家の状態で売却することがポイントです。
松山市周辺で不動産売却についてお考えの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。